函館市の平成２０年度財務書類
平成２２年６月
函 館 市
（総務省方式改訂モデル）
１ 平成２０年度財務書類（普通会計）の解説
（１）総論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（２）貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（３）行政コスト計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（４）純資産変動計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（５）資金収支計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
２ 平成２０年度財務書類（連結ベース）の解説
（１）総論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（２）貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（３）行政コスト計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（４）純資産変動計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（５）資金収支計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
３ 財務書類を活用した財務状況の分析
（１）財務書類（普通会計）を活用した分析 ・・・・・・・・・・・・
（２）指標等を用いた分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（３）市民１人当たりの状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（４）財務書類（連結ベース）を活用した分析 ・・・・・・・・・・・
１８ １０ １３
１５ １６
目 次
１ ２ ７
１８
２５ １８
２２ ２４ ２５
１ 平成２０年度財務書類（普通会計）の解説
（１）総論
・ 公会計の整備については，平成１８年に国が示した「地方公共団体における行政改革の更なる推進のた めの指針」において，原則，国の作成基準に準拠し，４つの財務書類（貸借対照表，行政コスト計算書， 純資産変動計算書，資金収支計算書）の作成及び開示が地方公共団体に求められたところです。
・ 財務書類の作成方式については，総務省から２つの方式（総務省方式改訂モデル，基準モデル）が示さ れており，地方公共団体はこれらのモデルを活用して，財務書類の整備を進めることとされています。
・ 当市では，これまでも「現行総務省方式」を用いて, 貸借対照表( ﾊﾞﾗﾝｽｼｰﾄ) と行政コスト計算書を作成 し，公表してきておりますが，今後は，現行方式の継続性を確保できることや，北海道や他都市の多くが 採用しており，他都市との比較がしやすい｢総務省方式改訂モデル｣を用いて財務書類を作成し，公表する ことといたしました。
【現行総務省方式 → 総務省方式改訂モデルの主な変更点】
・ 公共資産のうち未利用資産等を時価評価した上で，売却可能資産として有形固定 資産と区分して計上
・ 有形固定資産の耐用年数の変更（道路：１５年→４８年など）
・ 減価償却開始年度の変更（初年度→翌年度から）
・ 投資及び出資を時価評価
・ 収入未済額のうち，現年度調定分を未収金，過年度調定分を長期延滞債権として 区分して計上するとともに，未収金・長期延滞債権等のうち，回収不能となること が見込まれる金額を，回収不能見込額として区分し計上
・ 賞与引当金の計上
・ 計上する収入は，市税等を除いた，使用料・手数料，分担金・負担金・寄附金 などいわゆる受益者負担分に限定
【財務書類４表の連関】
純経常行政コスト
＝ 期末歳計現金残高
純資産変動計算書
資金収支計算書
期首純資産残高
−
期末純資産残高
＋
一般財源，補助金等受入
±
＝
＋
＝
臨時損益，その他 純経常行政コスト
行政コスト
− 経常収益
＝
期首歳計現金残高 歳計現金増減額
支 出
負 債
純資産
収 入
−
･･･ 歳計現金
･･･ 純資産変動計算書
・新たに作成 資金収支計算書
行政コスト計算書
資 産
貸借対照表
行政コスト計算書区 分 内 容
貸借対照表 ( ﾊﾞﾗﾝｽｼｰﾄ)
−1 −
（２）貸借対照表
① 貸 借 対 照 表 の 定 義
・ 貸借対照表とは，年度末時点において市が保有している財産（資産）と，その資産をどのような財源（負債・ 純資産）で賄ってきたかを総括的に対照表示した一覧表です。
② 貸 借 対 照 表 の 構 成
・ 貸借対照表は，下図のように資産，負債及び純資産から構成され，それぞれの内容は以下のようになってい ます。
・ 市から資金流出をもたらすもので，資
・ 市が行政サービスを提供するために必要 産形成の財源として，将来世代の負担と とされる財産【有形固定資産】 なる債務【地方債など】
・ 市に資金流入をもたらす財産【売却可能 ・ 資産と負債の差額で，資産形成の財源
資産，未収金など】 として，これまでの世代が負担した部分
【国庫支出金など】
③ 科 目 の 説 明
・ 貸借対照表に表示される科目の説明は，以下のとおりです。
公共資産
有形固定資産 ・ 長期間にわたり行政サービスを提供するために使用される財産（土地, 建物等） 売却可能資産 ・ 有形固定資産のうち，遊休資産や未利用資産等の売却が可能な資産
投資等
投資及び出資金 ・ 他会計や第三セクターに対する出資金，出えん金
投資損失引当金 ・ 出資金等の実質価額が取得金額を大きく下回った場合のこれらの差額 貸付金 ・ 他会計や第三セクター，市民等に対する貸付金で，返済期限が未到来のもの 基金等 ・ 特定目的のために資金を積み立て，または定額資金を運用するためのもの 長期延滞債権 ・ 市税等の収入未済額のうち，１年以上未収となっているもの（過年度分） 回収不能見込額 ・ 貸付金，長期延滞債権のうち，回収不能となることが見込まれるもの 流動資産
現金預金 ・ 現金及び流動性の高い基金（財政調整基金）など
未収金 ・ 市税等の収入未済額のうち，未収が１年以内のもの（現年分） 固定負債
地方債 ・ 市債残高のうち，翌々年度（平成２２年度）以降に償還予定のもの 長期未払金 ・ 履行額が確定した債務負担行為のうち，平成２２年度以降支出予定のもの 退職手当引当金 ・ 全職員が年度末時点で退職したと仮定した場合に必要となる退職金 流動負債
翌年度償還予定地方債・ 市債残高のうち，翌年度（平成２１年度）に償還予定のもの
短期借入金 ・ 収支不足が発生した場合の翌年度予算からの前借り金額（収支不足額） 未払金 ・ 履行額が確定した債務負担行為のうち，平成２１年度に支出予定のもの
翌年度支払予定退職手当 ・ 職員に支払う退職手当のうち，平成２１年度に支払う予定のもの
賞与引当金 ・ 平成２１年度支給予定の期末・勤勉手当のうち，平成２０年度の負担相当分
公共資産等整備国･道補助金等 ・ 公共資産等を取得した財源のうち，国庫・道支出金を受けた部分
公共資産等整備一般財源等 ・ 公共資産等を取得した財源のうち，国庫・道支出金，市債以外の部分
その他一般財源等 ・ 公共資産等以外の資産から公共資産等整備以外の負債を差し引いた額 資産評価差額 ・ 資産の時価評価による差額
他団体等形成資産 ・ 市補助金等により，他団体及び民間が整備した資産（貸借対照表は未計上） 債務負担行為情報 ・ 債務負担行為のうち，履行額が未確定のもの
将来負担情報 ・ 財政健全化法の将来負担比率の算定根拠となった金額
借 方 貸 方
資 産
負 債
純資産
注 記 資
産
負
債
内 容 区 分
純 資 産
−2 −
④ 貸 借 対 照 表 の 内 容
・ 平成２０年度の市（普通会計）の貸借対照表は，４∼５ページのとおりとなっていますが， 内容を簡潔に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円）
１ 公共資産 １ 固定負債
（１）有形固定資産 （１）地方債
（２）売却可能資産 （２）退職手当引当金 （３）その他
２ 投資等
（１）投資及び出資金 ２ 流動負債
（２）貸付金 （１）翌年度償還予定地方債
（３）基金等 （２）その他
３ 流動資産
（１）現金預金 純資産合計
（２）未収金
17, 742 14, 188
金 額 負債の部
1, 252 1, 611 18, 639 2, 356 1, 933 14, 350 3, 872
2, 620 197, 747
384, 295 384, 295
361, 784 360, 173 資産の部
資産合計
金 額 168, 806 141, 257
24, 194 3, 355
負債及び純資産合計 純資産の部 負債合計
3, 554 186, 548 金 額
−3 −
（単位：千円）
[ 資産 の部] [ 負債 の部]
１ 公共資産 １ 固定負債
( 1) 有形固定資産 ( 1) 地方債 141, 257, 023
①生活インフラ・国土保全 222, 268, 619 ( 2) 長期未払金
②教育 77, 336, 826 ①物件の購入等
③福祉 6, 807, 688 ②債務保証又は損失補償
④環境衛生 22, 861, 070 ③その他
⑤産業振興 10, 602, 906 長期未払金計 37, 438
⑥消防 4, 394, 980 ( 3) 退職手当引当金 24, 194, 280
⑦総務 15, 900, 697 ( 4) 損失補償等引当金 3, 317, 897
有形固定資産合計 360, 172, 786 固定負債合計 168, 806, 638
( 2) 売却可能資産 1, 611, 263
公共資産合計 361, 784, 049 ２ 流動負債
( 1) 翌年度償還予定地方債 14, 187, 796
２ 投資等 ( 2) 短期借入金（翌年度繰上充用金 ） 0
( 1) 投資及び出資金 ( 3) 未払金 0
①投資及び出資金 2, 356, 283 ( 4) 翌年度支払予定退職手当 2, 387, 775
②投資損失引当金 ( 5) 賞与引当金 1, 166, 167
投資及び出資金計 2, 356, 283 流動負債合計 17, 741, 738
( 2) 貸付金 1, 932, 596
( 3) 基金等 負 債 合 計 186, 548, 376
①退職手当目的基金 0
②その他特定目的基金 9, 376, 216
③土地開発基金 2, 998, 921 [ 純資産の部]
④その他定額運用基金 0 １ 公共資産等整備国道補助金等 97, 641, 649
⑤退職手当組合積立金 0
基金等計 12, 375, 137 ２ 公共資産等整備一般財源等 181, 051, 838
( 4) 長期延滞債権 3, 280, 214
( 5) 回収不能見込額 △ 1, 305, 298 ３ その 他一般財源等 △ 81, 440, 702
投資等合計 18, 638, 932
４ 資産評価差額 494, 041
３ 流動資産
( 1) 現金預金 純 資 産 合 計 197, 746, 826
①財政調整基金 485, 931
②減債基金 1, 073, 307
③歳計現金 1, 060, 963
現金預金計 2, 620, 201
( 2) 未収金
①地方税 1, 016, 712
②その他 236, 152
③回収不能見込額 △ 844
未収金計 1, 252, 020
流動資産合計 3, 872, 221
資 産 合 計 384, 295, 202 負 債 ・ 純 資 産 合 計 384, 295, 202
普通会計バランスシート（貸借対照表）
（平成２１年３ 月３１日現在）
借 方 貸 方
37, 438 0 0
−4 −
※ １ 他団体及び民間への支出金により形成された資産 ①生活インフラ・国土保全 千円
②教育 千円
③福祉 千円
④環境衛生 千円
⑤産業振興 千円
⑥消防 千円
⑦総務 千円
計 千円
上の支出金に充当された 財源 ①国県補助金等 千円
②地方債 千円
③一般財源等 千円
計 千円
※ ２ 債務負担行為に関する情報 ①物件の購入等 千円
②債務保証又は損失補償 千円
（うち共同発行地方債に係るもの 千円）
③その他 千円
※ ３ 地方債残高（翌年度償還予定額を含む）のうち79, 212, 034千円については、償還時に地方交付税の算定の基礎に含まれることが見込まれているものです。
※ ４ 普通会計の将来負担に関する情報
普通会計の将来負担額 231, 413, 315 千円
[ 内訳] 普通会計地方債残高 159, 621, 333 千円 159,621,333 千円
債務負担行為支出予定額 2, 322, 925 千円 0 千円 千円
公営事業地方債負担見込額 34, 823, 468 千円 千円
一部事務組合等地方債負担見込額 5, 709, 112 千円 千円
退職手当負担見込額 25, 618, 580 千円 25,618,580 千円
第三セクター等債務負担見込額 3, 317, 897 千円 3,317,897 千円 千円
連結実質赤字額 0 千円 千円
一部事務組合等実質赤字負担額 0 千円 千円
基金等将来負担軽減資産 152, 568, 854 千円
[ 内訳] 地方債償還額等充当基金残高 8, 796, 926 千円
地方債償還額等充当歳入見込額 17, 602, 044 千円
地方債償還額等充当交付税見込額 126, 169, 884 千円
( 差引) 普通会計が将来負担すべき実質的な負債 78, 844, 461 千円
※ ５ 有形固定資産のうち、土地は80, 935, 453千円です。また、有形固定資産の減価償却累計額は188, 917, 290千円です。
2, 388, 474 3, 383, 321 354, 121 9, 886, 625 36, 399, 966
16, 007, 632 23, 126, 133 53, 688, 554 0 0 1, 276, 047 53, 688, 554 14, 554, 789
18, 413, 662 0 8, 682
項目 金額
[内訳]
負債計上 注記
0 0
【（翌年度償還予定）地方債・
（長期）未払金 ・引当金】
【契約債務 ・偶発債務】
2,322,925 34,823,468 5,709,112
0
−5 −
⑤ 貸 借 対 照 表 の 作 成 方 針
・ 平成２０年度の貸借対照表は，以下の方針に基づいて作成しています。
・ 普通会計
・ 平成２０年度（基準日：平成２１年３月３１日）
（ただし，出納整理期間（平成２１年４月１日∼５月３１日）の収入・支出を含めています）
・ 資産の取得に要した実際の経費（取得原価）を基礎として算定
（取得原価は昭和４４年度以降の決算統計の普通建設事業費の累計額により算出）
・ 土地以外の有形固定資産は残存価格ゼロの定額法で，事業費支出の翌年度から開始
・ 耐用年数の主なものは，次のとおりです
道路（生活インフラ・国土保全） 河 川（生活インフラ･国土保全） 港湾（生活インフラ・国土保全） 海岸保全（生活インフラ･国土保全）
・ 普通財産の土地で，現況が宅地（宅地と同程度に整地された土地を含む）である更地を 基本としています（行政財産の土地であっても，用途廃止後，売払いが決定している土地 は含んでいます）
※ ただし，以下のように，一般的に市場性に欠けると判断される土地は除いています ａ）地積が過小な土地（１００㎡未満）
ｂ）無道路地や狭長な土地
ｃ）不整形な土地で，隣接者以外は利用できないと判断される土地 ｄ）長期的に貸し付けをしている土地
・ 当該年度の相続税路線価または固定資産税路線価に基づき算定しています
※ ただし，以下の土地は，個別に算定しています ａ）工業団地等の売却用の土地（売却予定価格で算定）
ｂ）次年度において売却済となっている土地（売却価格で算定）
・ 市場価格のない連結対象団体及び会計に対する投資及び出資金のうち，実質価額が３０ ％以上低下している場合に，実質価額と取得価額の差額を計上しています
・回収不能見込額 ＝ 収入未済額 × 不納欠損実績率 不納欠損実績率 ＝
過去５年間の不納欠損累計額（Ａ）÷ （過去５年間の滞納繰越収入額 ＋ Ａ） 回収不能見込
額の計上方法 有形固定資産の 計 上 方 法
減価償却の方法
売却可能資産 の 範 囲
売却可能価額 の 算 定 方 法
区 分 内 容
対象範囲 対象年度
投資損失引当 金の計上方法
４８年 ４９年
４９年 ３０年
区 分 耐用年数 区 分 耐用年数
−6 −
（３）行政コスト計算書
① 行 政 コ ス ト 計 算 書 の 定 義
・ 行政コスト計算書とは，４月１日から翌年の３月３１日までの１年間の行政活動のうち，資産形成に結びつ かない行政サービスに係る経費と，その行政サービスの直接の対価として得られた財源を対比させた表です。
② 行 政 コ ス ト 計 算 書 の 構 成
・ 行政コスト計算書は，経常行政コストと経常収益からなり，これらを差し引きしたものが，純経常行政コス トとなります。
また，行政コスト計算書は，性質別を「行」，分野別を「列」とした表形式で表示されます。
【経常行政コスト】
【経常収益】
【純経常行政コスト】
③ 科 目 の 説 明
・ 行政コスト計算書に表示される科目の説明は，以下のとおりです。
人件費 ・給料，報酬，手当等から退職金と平成１９年度賞与引当金を除いた金額
退職手当引当金繰入等 ・平成２０年度に引当金として新たに繰り入れた額
賞与引当金繰入額 ・平成２１年度支給予定の期末・勤勉手当のうち, 平成２０年度負担相当分 物件費 ・維持補修費，普通建設事業費以外の経費に係る旅費，需用費等
維持補修費 ・施設などの維持修繕のために支出された経費
減価償却費 ・貸借対照表における有形固定資産の平成２０年度減価償却額 社会保障給付 ・生活保護法，児童福祉法等に基づく扶助等のために支出された経費 補助金等 ・各種団体等に対する補助金など
他会計等への支出額 ・公営企業会計に対する負担金や補助金など
公共資産整備補助金等 ・他団体及び民間における資産整備に対して交付した補助金 支払利息 ・市債及び一時借入金の利子支払額
回収不能見込計上額 ・平成２０年度に回収不能見込額として新たに計上した額など
その他行政コスト ・上記以外の資産形成に結びつかない行政サービスに係る経費
使用料・手数料 ・使用料及び手数料の平成２０年度調定額など
分担金･負担金･寄附金 ・分担金及び負担金，寄附金の平成２０年度調定額など
・サービスに係る経費から受益者負担等収益で賄われた分を差し引いた額 分野別行政コスト
金・寄附金
その他 生 活
インフラ
議会
コ ス ト 物にかかる コ ス ト
環境 衛生
産業 振興
消防 総務 区 分
人にかかる
教育 福祉
移転支出的 な コ ス ト そ の 他 の
性 質 別 行 政 コ ス ト
区 分
内 容経常行政コスト
− 経常収益 コ ス ト
使 用 料 手 数 料 分担金・負担
人にかかる コ ス ト
純経常行政コスト 物にかかる
コ ス ト
移転支出的 な コ ス ト
そ の 他 の コ ス ト
経 常 収 益
−7 −
④ 行 政 コ ス ト 計 算 書 の 内 容
・ 平成２０年度の市（普通会計）の行政コスト計算書は，９ページのとおりとなっていますが， 内容を簡潔に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円・％）
経常行政コスト
１ 人にかかるコスト （１）人件費
（２）その他
２ 物にかかるコスト （１）物件費
（２）維持補修費 （３）減価償却費
３ 移転支出的なコスト （１）社会保障給付 （２）その他
４ その他のコスト （１）支払利息 （２）その他 経常収益
１ 使用料・手数料
２ 分担金・負担金・寄附金
純経常行政コスト( 経常行政ｺｽﾄ − 経常収益)
29. 8 20. 9
3. 4 2. 9 0. 5 2. 2 10. 9
50. 7 18. 5
3. 4
24. 0 10. 9 金 額
区 分 ( 構成比率)
100 21. 9
1, 023 4, 573 3, 429 2, 932
497
97, 786 102, 359
51, 927 22, 433 18, 942
3, 491
24, 570 11, 173
2, 288 11, 109
30, 453 21, 474
3, 550
−8 −
【経常行政コスト】 （単位：千円） 総 額 （構成比率 ）
生活インフラ・ 国土保全
教 育 福 祉 環 境 衛 生 産 業 振 興 消 防 総 務 議会 支 払 利 息
回収不能 見込計上額
その他
（１）人件費 18,941,955 18.5% 1,600,220 3,622,973 3,186,122 2,722,057 870,444 3,666,329 2,808,934 464,876
（２）退職手当引当金繰入等 2,324,686 2.3% 239,163 411,278 357,879 350,099 111,311 428,017 411,408 15,531
１（３）賞与引当金繰入額 1,166,167 1.1% 98,354 222,840 196,099 168,158 53,301 223,825 174,976 28,614
小 計 22,432,808 21.9% 1,937,737 4,257,091 3,740,100 3,240,314 1,035,056 4,318,171 3,395,318 509,021 0
（１）物件費 11,172,754 10.9% 1,531,462 3,318,286 1,245,454 2,611,701 464,694 194,965 1,763,768 42,078 346
（２）維持補修費 2,288,268 2.2% 1,357,044 276,433 31,488 409,796 70,594 22,119 120,794
（３）減価償却費 11,109,664 10.9% 5,290,126 2,153,399 475,400 1,477,376 703,565 274,238 735,560
小 計 24,570,686 24.0% 8,178,632 5,748,118 1,752,342 4,498,873 1,238,853 491,322 2,620,122 42,078 0 346
（１）社会保障給付 30,452,536 29.8% 414,954 29,405,981 631,601
（２）補助金等 11,984,070 11.7% 1,705,897 2,600,780 3,847,327 2,189,534 306,635 214,980 651,408 10,384 457,125
３（３）他会計等への支出額 6,934,923 6.8% 619,126 6,222,167 93,630
（４）他団体への
公共資産整備補助金等
2,555,735 2.5% 920,074 40,000 436,045 33,792 1,056,753 69,071
小 計 51,927,264 50.7% 3,245,097 3,055,734 39,911,520 2,854,927 1,457,018 214,980 720,479 10,384 457,125
（１）支払利息 2,931,579 2.9% 2,931,579
（２）回収不能見込計上額 497,241 0.5% 497,241
（３）その他行政コスト 0 0.0% 0
小 計 3,428,820 3.3% 0 0 0 0 0 0 0 0 2,931,579 497,241 0
102,359,578 13,361,466 13,060,943 45,403,962 10,594,114 3,730,927 5,024,473 6,735,919 561,483 2,931,579 497,241 457,471
（ 構 成 比 率 ） 13.1% 12.8% 44.4% 10.3% 3.6% 4.9% 6.6% 0.5% 2.9% 0.5% 0.4%
【経常収益】
一般財源 振替額
１使 用 料 ・ 手 数 料 ｂ 3,549,869 1,352,828 307,848 139,743 1,151,645 62,528 2,919 216,548 0 315,810
２分 担 金 ・負 担 金 ・寄 附 金 ｃ 1,023,247 205,314 32,492 705,275 0 37,000 43,166 0 0
4,573,116 1,558,142 340,340 845,018 1,151,645 99,528 46,085 216,548 0 0 0 315,810
ｄ／ａ 4.47% 11.7% 2.6% 1.9% 10.9% 2.7% 0.9% 3.2% 0.0% 0.0% 0.0%
97,786,462 11,803,324 12,720,603 44,558,944 9,442,469 3,631,399 4,978,388 6,519,371 561,483 2,931,579 497,241 457,471 △ 315,810
経 常 収 益 合 計
（ ｂ ＋ ｃ ） ｄ
（差 引 ）純 経 常 行 政 コスト ａ− ｄ
普通会計行政コスト計算書
自 平成 ２０年４月 １ 日 至 平成２１年３月３１日
２
４
経 常 行 政 コ ス ト ａ
−9 −
（ ４ ） 純 資 産 変 動 計 算 書
① 純 資 産 変 動 計 算 書 の 定 義
・ 純資産変動計算書とは，貸借対照表の純資産の部に計上されている各科目の変動状況を明示する表で，総務 省方式改訂モデルにより追加された財務書類であり，今回，新規に作成するものです。
② 純 資 産 変 動 計 算 書 の 構 成
・ 純資産変動計算書の構成は，以下のようになっています。
⑲貸借対照表
期首純資産残高 純経常行政コスト 一般財源
補助金等受入 臨時損益
⑳貸借対照表 科目振替 その他
期末純資産残高
③ 科 目 の 説 明
・ 純資産変動計算書に表示される科目の説明は，以下のとおりです。
純経常行政コスト ・行政コスト計算書における経常行政コストから経常収益を差し引いた額 一般財源
地方税 ・市民税，固定資産税，都市計画税，たばこ税など 地方交付税 ・普通交付税，特別交付税
その他行政コスト充当財源 ・地方譲与税，地方特例交付金，地方消費税交付金など 補助金等受入 ・国・道支出金の決算額
臨時損益
災害復旧事業費 ・災害によって被害を受けた施設等を，原形に復旧するための経費 公共資産除売却損益 ・公共資産の売却等に伴う公共資産計上額と売却額との差額 投資損益 ・貸借対照表における投資損失引当金の前年度からの増減額など 科目振替 ・純資産を構成する科目相互間での変動を明示するための項目
公共資産整備財源投入 ・貸借対照表における公共資産を整備したことに伴う財源の変動 公共資産処分財源増 ・貸借対照表における公共資産を除去・売却したことに伴う財源の変動 貸付金等財源投入 ・貸借対照表における貸付金等に支出したことに伴う財源の変動 貸付金回収等財源増 ・貸借対照表における貸付金等を回収したことに伴う財源の変動 減価償却財源増 ・減価償却による公共資産等整備財源からその他一般財源等への振替 地方債償還財源振替 ・償還によるその他一般財源等から公共資産等整備一般財源への振替 その他
資産評価替えによる変動額 ・貸借対照表に売却可能資産を新たに計上したことによる変動額 無償受贈資産受入 ・無償で資産を受贈した場合の貸借対照表における有形固定資産計上額
資産評価差額
資 産
負 債 純資産
内 容 区 分
資 産
負 債 純資産
区 分
純資産 合 計
公共資産等整備 国補助金等
公共資産等整備 一般財源等
そ の 他 一般財源等
−1 0 −
④ 純 資 産 変 動 計 算 書 の 内 容
・ 平成２０年度の市（普通会計）の純資産変動計算書は，１２ページのとおりとなっていますが，内容を簡潔 に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円）
期首純資産残高 純経常行政コスト 一般財源
補助金等受入 臨時損益 科目振替 その他
期末純資産残高
▲ 49 197, 747 97, 641 181, 052 ▲ 81, 439 493
▲ 49
▲ 2, 816 3, 765 ▲ 949 25, 098 1, 857 23, 241
75, 301 75, 301
▲ 81, 246 542
▲ 97, 786 ▲ 97, 786 195, 183 98, 600 177, 287
区 分
資産評価差額 公共資産等整備
国補助金等
純資産合計 公共資産等整備
一般財源等
そ の 他 一般財源等
−1 1 −
（単位：千円） 純資産合計
公共資産等整備 国道補助金等
公共資産等整備 一般財源等
その他 一般財源等
資産評価差額 期首純資産残高 195,182,343 98,600,280 177,286,461 △ 81,246,541 542,143
純経常行政コスト △ 97,786,462 △ 97,786,462
一般財源
地方税 34,538,129 34,538,129
地方交付税 33,238,134 33,238,134
その他行政コスト充当財源 7,524,740 7,524,740
補助金等受入 25,098,044 1,857,261 23,240,783
臨時損益 0
災害復旧事業費 0 0
公共資産除売却損益 0 0
投資損失 0 0
科目振替
公共資産整備への財源投入 2,970,844 △ 2,970,844
公共資産処分による財源増 0 △ 413,435 413,435 0
貸付金・出資金等への財源投入 7,897,619 △ 7,897,619
貸付金・出資金等の回収等による財源増 0 △ 7,608,774 7,608,774
減価償却による財源増 △ 2,815,892 △ 8,293,772 11,109,664
地方債償還に伴う財源振替 9,212,895 △ 9,212,895
資産評価替えによる変動額 △ 48,102 △ 48,102
無償受贈資産受入 0 0
その他 0 0
期末純資産残高 197,746,826 97,641,649 181,051,838 △ 81,440,702 494,041
普通会計純資産変動計算書
自 平成２０年４月 １ 日 至 平成２１年３月３１日
−1 2 −
（５）資金収支計算書
① 資金収支計算書の定義
・ 資金収支計算書とは，市の資金（歳計現金）の増減を，その性質に応じて，３つの区分（経常的収支の部， 公共資産整備収支の部，投資・財務的収支（地方債償還等に係る収支など）の部）に分けて表示する表で， 総務省方式改訂モデルにより追加された財務書類であり，今回，新規に作成するものです。
② 資金収支計算書の構成
・ 資金収支計算書の構成は，以下のようになっています。
③ 科目の説明
・ 資金収支計算書に表示される科目の説明は，以下のとおりです。
・ 市の経常的な行政活動に係る資金収支
・ 補助金等を含めた公共資産整備に伴う支出及びそれに対応する財源（収入）
・ 出資金，貸付金，基金に係る支出及びそれに対応する財源など
・ 市債収入を除いた歳入と，市債元利償還額を除いた歳出のバランスをはかる もの
④ 資金収支計算書の内容
・ 平成２０年度の市（普通会計）の資金収支計算書は，１４ページのとおりとなっていますが， 内容を簡潔に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円） １ 経常的収支
２ 公共資産整備収支 ３ 投資・財務的収支 当年度歳計現金増減額 期首歳計現金残高 期末歳計現金残高
（注記：プライマリーバランス） 収入総額
地方債発行額
財政調整基金等取崩額 支出総額
地方債元利償還額 財政調整基金等積立額 基礎的財政収支
１ 経常的収支の部 経常的支出 経常的収入 経常的収支
公共資産整備収入 公共資産整備収支 ３ 投資・財務的収支の部
投資・財務的支出 ２ 公共資産整備収支の部
公共資産整備支出
期末歳計現金残高 投資・財務的収入 投資・財務的収支 当年度歳計現金増減額
期首歳計現金残高
1, 061 金 額 区 分
区 分 内 容
経常収支の部
公共資産整備収支の部 投資・財務的収支の部 注
記
基礎的財政収支
（プライマリーバランス）
17, 604
▲ 3, 144
▲ 14, 222 238 823
122, 836
581 5, 292
▲ 11, 163
▲ 108
▲ 122, 598 15, 744
−1 3 −
（単位：千円）
人件費 物件費 社会保障給付 補助金等 支払利息
他会計等への事務費等充当財源繰出支出 その他支出
支 出 合 計
地方税 地方交付税 国道補助金等 使用料・手数料
分担金・負担金・寄附金 諸収入
地方債発行額 基金取崩額 その他収入
収 入 合 計
経 常 的 収 支 額
公共資産整備支出
公共資産整備補助金等支出
他会計等への建設費充当財源繰出支出
支 出 合 計
国道補助金等 地方債発行額 基金取崩額 その他収入
収 入 合 計
公 共 資 産 整 備 収 支 額
24,101,594 11,172,754 30,452,536 7,824,608
普通会計資金収支計算書
自 平成２０年４月 １日 至 平成２１年３月３１日
１ 経 常 的 収 支 の 部
33,855,700 33,238,134 22,977,307 3,216,317 2,931,579 8,555,289 2,288,268 87,326,628
4,196,574 104,930,677 17,604,049
２ 公 共 資 産 整 備 収 支 の 部
680,606 1,343,015 4,566,100 856,924
5,632,700 7,541 580,680 8,341,658 8,946,953
458,413 11,486,036 2,120,737 2,080,670
△ 3,144,378
投資及び出資金 貸付金
基金積立額
定額運用基金への繰出支出
他会計等への公債費充当財源繰出支出 地方債償還額
支 出 合 計
国道補助金等 貸付金回収額 地方債発行額 基金取崩額
公共資産等売却収入 その他収入
収 入 合 計
投 資 ・ 財 務 的 収 支 額
翌年度繰上充用金増減額 当年度歳計現金増減額 期首歳計現金残高 期末歳計現金残高
※ 1 一時借入金に関する情報
①資金収支計算書には一時借入金の増減は含まれていません。
②平成20年度における一時借入金の借入限度額は25,000,000千円です。
③支払利息のうち、一時借入金利子は31,163千円です。
※ 2 基礎的財政収支（プライマリーバランス）に関する情報 収入総額
繰越金 △
地方債発行額 △
財政調整基金等取崩額 △
支出総額 △
地方債償還額
財政調整基金等積立額 基礎的財政収支
6,626
237,742
３ 投 資 ・ 財 務 的 収 支 の 部
15,460
823,221 6,520,804 1,808,629
2,590,683 12,843,441 23,785,643 0 6,891,158
0 963,900
0
1,060,963 870,524 838,132 9,563,714
△ 14,221,929
580,637 5,292,022 123,659,270 823,221 11,162,700 107,514 122,598,307 15,743,857
−1 4 −
２ 平 成 ２ ０ 年 度 財 務 書 類 （ 連 結 ベ ー ス ） の 解 説
（ １ ） 総 論
・ 財務書類（連結ベース）とは，普通会計のほか，市のその他の公営事業会計，市と連携協力して行政サー ビスを提供している関係団体およびその他の関係法人を，一つの行政サービス実施主体とみなして作成する 財務書類です。
※ 連結対象の第三セクター等の資産や債務等が，そのまま市に帰属するというものではありません。
※ 一般会計・港湾会計 ・奨学会計・母子寡婦会計
・ 連結の範囲については，総務省方式改訂モデルに基づく財務書類作成要領を基本として，以下のとおりと しています。
ア 地方公共団体
市に属する，以下の公営事業会計・収益事業会計を連結の対象としています。
水道事業会計 風力発電事業特別会計
温泉事業会計
公共下水道事業会計 国民健康保険事業特別会計
老人保健医療事業特別会計
イ 地方独立行政法人
市が設立者である，公立はこだて未来大学を連結の対象としています。
ウ 一部事務組合・広域連合
市が加入する，以下の一部事務組合を連結の対象としています，また，各一部事務組合の規約等に基づ く市の経費負担割合を，連結割合としています。
エ 地方公社
市が設立者である，函館市土地開発公社を連結の対象としています。
オ 第三セクター等
市の出資（出えん）の比率が５０％以上などの要件を満たす，次の財団法人・株式会社を連結の対象と しています。
函館湾流域下水道事務組合
北海道市町村備荒資金組合 北海道後期高齢者医療広域連合
介護保険事業特別会計 後期高齢者医療事業特別会計
連結割合 97％
67. 2％ 5. 8％
連結割合 団 体 名
0. 3％ 団 体 名
函館圏公立大学広域連合
（財）函館市住宅都市施設公社 （株）函館国際貿易センター
（株）函館市椴法華振興公社
（財）函館市文化・スポーツ振興財団
団 体 名 団 体 名
（財）南北海道学術振興財団 （財）函館市水道サービス協会 法 適
法非適
会 計 名 中央卸売市場事業会計
交通事業会計 病院事業会計
港湾事業特別会計（港湾整備・宅地造成） 区 分
自転車競走事業特別会計
連 結
市 全 体
地 方 独 立 行 政 法 人 一部事務組合・広域連合
会 計 名
水産物地方卸売市場事業特別会計 普 通 会 計 ※ 公 営 事 業 会 計
地 方 公 社 第 三 セ ク タ ー 等
その他の 特別会計 区 分 法非適
収 益
−1 5 −
（ ２ ） 貸 借 対 照 表
・ 平成２０年度の連結ベースの貸借対照表は，１７ページのとおりですが，内容を簡潔に要約すると， 以下のようになります。
（単位：百万円）
１ 公共資産 １ 固定負債
（１）有形固定資産 （１）地方公共団体
（２）無形固定資産 （２）関係団体
（３）売却可能資産 （３）引当金
（４）その他 ２ 投資等
（１）投資及び出資金
（２）貸付金 ２ 流動負債
（３）基金等 （１）翌年度償還予定地方債
（４）その他 （２）その他
負債合計 ３ 流動資産
（１）資金
（２）未収金
（３）その他 純資産合計
４ 繰延勘定
資産合計 負債及び純資産合計
3, 851 2, 540
21, 802 1, 308 586, 354
629, 617 629, 617 295, 577 260, 074
10, 559 24, 215 729
35, 075 22, 413 12, 662 330, 652 金 額 純資産の部
資産の部 金 額 負債の部 金 額
592, 745
2, 148 13, 717 4, 629
14, 121 8, 189 1, 939 949
298, 965 3, 993
−1 6 −
（単位：千円）
[ 資産の部] [ 負債の部]
１ 公共資産 １ 固定負債
(1) 有形固定資産 (1) 地方公共団体
①生活インフラ・国土保全 369,463,117 ①普通会計地方債 141,257,023
②教育 87,697,631 ②公営事業地方債 118,817,472
③福祉 6,807,688 地方公共団体計 260,074,495
④環境衛生 77,511,559 (2) 関係団体
⑤産業振興 17,511,810 ①一部事務組合・広域連合地方債 6,636,777
⑥消防 4,394,980 ②地方三公社長期借入金 3,922,516
⑦総務 16,457,905 ③第三セクター等長期借入金
⑧収益事業 6,509,724 関係団体計 10,559,293
⑨その他 187 (3) 長期未払金 189,896
有形固定資産計 586,354,601 (4) 引当金 24,215,238
(2) 無形固定資産 3,850,594 （うち退職手当等引当金） 24,204,129
(3) 売却可能資産 2,540,166 （うちその他の引当金） 11,109
公共資産合計 592,745,361 (5) その他 538,766
固定負債合計 295,577,688
２ 投資等
(1) 投資及び出資金 1,308,486 ２ 流動負債
(2) 貸付金 2,147,724 (1) 翌年度償還予定額
(3) 基金等 13,717,324 ①地方公共団体 21,898,384
(4) 長期延滞債権 7,875,680 ②関係団体 514,438
(5) その他 45,790 翌年度償還予定額計 22,412,822
(6) 回収不能見込額 △ 3,292,636 (2) 短期借入金（翌年度繰上充用金を含む） 6,203,886
投資等合計 21,802,368 (3) 未払金 2,268,437
(4) 翌年度支払予定退職手当 2,387,775
(5) 賞与引当金 1,257,292
３ 流動資産 (6) その他 544,693
(1) 資金 3,992,679 流動負債合計 35,074,905
(2) 未収金 8,189,016
(3) 販売用不動産 負 債 合 計 330,652,593
(4) その他 1,940,086
(5) 回収不能見込額 △ 844
流動資産合計 14,120,937
純 資 産 合 計 298,964,954
４ 繰延勘定 948,881
資 産 合 計 629,617,547 負債及び純資産合計 629,617,547
※ １ 債務負担行為に関する情報 ①物件の購入等 千円
②債務保証又は損失補償 18,413,662 千円
（うち共同発行地方債に係るもの 千円）
③その他 8,682 千円
※ ２ 普通会計地方債および公営事業地方債残高（翌年度償還予定額を含む）のうち126,169,884千円については、償還時に地方交付税の算定の基礎に含まれることが見込まれているものです。
※ ３ 有形固定資産のうち、土地は95,402,794千円です。また、有形固定資産の減価償却累計額は259,151,681千円です。
連結貸借対照表
（平成２１年３月３１日現在）
借 方 貸 方
−1 7 −
（ ３ ） 行 政 コ ス ト 計 算 書
・ 平成２０年度の連結ベースの行政コスト計算書は，１９ページのとおりとなっていますが， 内容を簡潔に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円・％）
１ 人にかかるコスト （１）人件費
（２）その他
２ 物にかかるコスト （１）物件費
（２）維持補修費 （３）減価償却費 ３ 移転支出的なコスト （１）社会保障給付 （２）補助金等 ４ その他のコスト （１）支払利息 （２）その他 １ 使用料・手数料
２ 分担金・負担金・寄附金 ３ 事業収益等
（ ４ ） 純 資 産 変 動 計 算 書 の 内 容
・ 平成２０年度の連結ベースの純資産変動計算書は，２０ページのとおりとなっていますが， 内容を簡潔に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円） 区 分
期首純資産残高 純経常行政コスト 一般財源
補助金等受入 臨時損益 その他
期末純資産残高
（ ５ ） 資 金 収 支 計 算 書 の 内 容
・ 平成２０年度の連結ベースの資金収支計算書は，２１ページのとおりとなっていますが， 内容を簡潔に要約すると，以下のようになります。
（単位：百万円） 区 分
１ 経常的収支 ２ 公共資産整備収支 ３ 投資・財務的収支 当年度資金増減額
翌年度繰上充用金増減額等 期首歳計現金残高
期末歳計現金残高
純経常行政コスト( 経常行政ｺｽﾄ − 経常収益)
121, 522 16, 557
16, 355 105, 167 区 分
経常行政コスト
3, 762 28, 401 48, 720 金 額
10. 2 2. 7 7. 5 ( 構成比率) 100 15. 6 13. 6
純資産合計
2. 0
21. 2 12. 4
1. 6 7. 2
53. 0 45. 8
7. 2
296, 375
▲ 142, 812 229, 483 35, 739 31, 229
4, 510
142, 812 62, 327 20, 794 3, 550 86, 671 17, 279
6, 223 23, 502
経常収益
金 額 25, 975
▲ 3, 906 298, 965 88, 773 58, 522
▲ 41
▲ 1, 852
▲ 22, 328
▲ 259 948
3, 993 3, 304
−1 8 −
【経常行政コスト】 （単位：千円） 総 額 （構成比率 ）
生活インフラ・ 国土保全
教 育 福 祉 環 境 衛 生 産 業 振 興 消 防 総 務 議会 支 払 利 息
回収不能 見込計上額
その他
（１）人件費 31,228,922 13.6% 3,106,089 5,005,810 3,898,085 10,659,890 1,157,044 3,666,329 2,808,934 464,876 461,865
（２）退職手当等引当金繰入等 3,252,581 1.4% 314,349 411,278 357,879 1,194,514 111,311 428,017 411,408 15,531 8,294
１（３）賞与引当金繰入額 1,257,292 0.5% 125,694 246,576 233,844 168,158 55,605 223,825 174,976 28,614
小 計 35,738,795 15.6% 3,546,132 5,663,664 4,489,808 12,022,562 1,323,960 4,318,171 3,395,318 509,021 470,159
（１）物件費 28,401,003 12.4% 3,684,170 5,163,958 2,196,660 11,153,975 924,878 194,965 1,763,768 42,078 3,276,551
（２）維持補修費 3,762,180 1.6% 2,365,917 358,182 31,530 764,585 86,408 22,119 120,794 12,645
（３）減価償却費 16,557,331 7.2% 7,259,258 2,324,347 475,400 4,224,372 1,015,619 274,238 735,560 248,537
小 計 48,720,514 21.2% 13,309,345 7,846,487 2,703,590 16,142,932 2,026,905 491,322 2,620,122 42,078 0 3,537,733
（１）社会保障給付 105,166,342 45.8% 414,954 104,119,787 631,601
（２）補助金等 13,799,460 6.0% 216,890 702,122 10,456,358 189,747 248,893 214,980 651,408 10,384 1,108,678
（３）他会計等 への支出額 0 0.0%
（４）他団体への
公共資産整備補助金等
2,555,735 1.1% 920,074 40,000 436,045 33,792 1,056,753 69,071
小 計 121,521,537 53.0% 1,136,964 1,157,076 115,012,190 855,140 1,305,646 214,980 720,479 10,384 1,108,678
（１）支払利息 6,223,221 2.7% 6,223,221
（２）回収不能見込計上額 1,776,799 0.8% 1,776,799
（３）その他行政コスト 15,502,122 6.8% 78,509 333,509 837,941 439,863 101,171 13,711,129
小 計 23,502,142 10.2% 78,509 333,509 837,941 439,863 101,171 0 0 0 6,223,221 1,776,799 13,711,129 229,482,988 18,070,950 15,000,736 123,043,529 29,460,497 4,757,682 5,024,473 6,735,919 561,483 6,223,221 1,776,799 18,827,699
（ 構 成 比 率 ） 7.9% 6.5% 53.6% 12.8% 2.1% 2.2% 2.9% 0.2% 2.7% 0.8% 8.2%
【経常収益】
一般財源 振替額
１使 用 料 ・ 手 数 料 3,549,869 1,352,828 307,848 139,743 1,151,645 62,528 2,919 216,548 315,810
２分 担 金 ・負 担 金 ・寄 附 金 20,794,440 336,351 62,075 20,307,867 1 37,000 43,166 7,980
３保 険 料 13,904,914 13,904,914
４事 業 収 益 46,831,665 7,431,024 2,092,911 17,863,646 828,610 18,615,474
５そ の 他 特 定 行 政 サ ー ビス 収 入 1,590,494 166,104 428,543 131,361 333,173 57,898 473,415
86,671,382 9,286,307 2,891,377 34,483,885 19,348,465 986,036 46,085 216,548 0 0 19,096,869 315,810
ｂ／ａ 37.8% 51.4% 19.3% 28.0% 65.7% 20.7% 0.9% 3.2% 0.0% 0.0% 101.4%
142,811,606 8,784,643 12,109,359 88,559,644 10,112,032 3,771,646 4,978,388 6,519,371 561,483 6,223,221 1,776,799 △ 269,170 △ 315,810
（差 引 ）純 経 常 行 政 コスト ａ− ｂ
連結行政コスト計算書
自 平成２０年４月 １ 日 至 平成２１年３月３１日
２
３
４
経 常 行 政 コ ス ト ａ
経 常 収 益 合 計 b
−1 9 −
（単位：千円） 純資産合計
期首純資産残高 296,375,328
純経常行政コスト △ 142,811,606 一般財源
地方税 34,538,129
地方交付税 33,238,134
その他行政コスト充当財源 20,996,962
補助金等受入 58,522,226
臨時損益 △ 42,126
災害復旧事業費 510
公共資産除売却損益 0
投資損失 0
収益事業純損失 0
科目振替
公共資産整備への財源投入 公共資産処分による財源増 貸付金・出資金等への財源投入
貸付金・出資金等の回収等による財源増 減価償却による財源増
地方債償還に伴う財源振替
出資の受入・新規設立 9,607,200
資産評価替えによる変動額 △ 195,344
無償受贈資産受入 △ 9,845,509
その他 △ 1,418,950
期末純資産残高 298,964,954
連結純資産変動計算書
自 平成２０年４月 １ 日 至 平成２１年３月３１日
